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消防 よくある質問・豆知識

職員や団員、勤務時間等に関する質問
 

Q 愛別消防署には何名の職員が働いていますか?

 16名の職員が働いています。(令和6年4月1日現在)

Q 愛別町の消防団員は何名ぐらいいますか?

 愛別消防団の団員は、70名います。(令和6年4月1日現在)
 

Q 消防団員は誰でもなれますか?

 町内に住んでいるか、働いている18歳以上の健康な方であれば消防団に入団できます。

Q 消防署の1日はどのような流れで仕事をしますか?

 愛別消防署の場合、当務の職員(4名)は、朝8時30分から翌朝8時30分まで働きます。日勤の職員は、朝8時30分から夕方の17時15分まで働きます。
 朝8時30分に消防車両の点検、無線の点検を行い、続いて消防体操、体力錬成、引継ぎを行ってからそれぞれの仕事を行います。
 仕事の内容は、様々な点検や訓練、事務仕事などを行い、火災や救急、その他の出動の要請があれば、すぐに出動します。
 食事(昼食・夕食)は、各自でお弁当を持参するなどして食べています。
 夜間は、出動に備えて22時から翌朝6時30分までは仮眠時間となりますが、その間もすぐに119番などの電話をとれる体制をとっています。
 消防は食事中や仮眠中であっても関係なく、出動要請があればいつでも出動します。
 翌朝8時30分の引継ぎが終われば、非番となり、自宅に帰ることができます。
 消防署は24時間、365日休むことができませんので、土曜日、日曜日、祝祭日、正月など、みなさんが休みの日も、当番を決めて働いています。

Q 火災がない時はどのようなことをしていますか?

 救急車の出動や、救助出動、その他様々な災害により出動することがあります。
 消防の仕事のなかには、学校や工場、病院、福祉施設などに行って火災の発生の危険性がないか、万が一火災が発生しても安全に避難できるかなどを確認に行ったり、避難訓練に行ったり、消火栓や防火水槽、消防車両の点検など、いろいろな仕事があります。また、火災が起きてしまった後には、なぜ火災が発生したのか原因を調査します。
 また、火災や救助、救急出動に備えて様々な訓練を実施しています。
 事務仕事では、消防行事の計画を立てたり、出動の報告書を作成したり、職員の給料の計算など、いろいろな仕事があります。
 愛別消防署では、経理係、庶務係、消防団事務係、予防係、広報係、警防係、機械係、救急係、通信係の9つの係に分かれて仕事をしています。

Q どのような訓練をしていますか?

 火災防ぎょ訓練、ロープや梯子、救助資機材を使用した救助訓練、救急現場を想定した救急訓練など、災害現場に備えて様々な訓練を行っています。

Q 消防職員に女性はいますか?

 愛別消防署にはいません。
 愛別消防署と同じ大雪消防組合の東消防署(東神楽町、東川町)には女性消防吏員が1名働いています。全国では、約165,928名いる消防吏員のうち約3.4%の約5,585名の女性消防吏員が働いています。(令和4年4月1日現在)

Q 女性消防吏員が最初に誕生したのはいつですか?

 昭和44年2月に神奈川県川崎市で12名の婦人消防官を採用したのが始まりと言われています。

出動に関する質問

Q 出動するまでどのくらい時間がかかりますか?

 出動の要請の電話がきてから、1~2分後には出動します。

Q 救急出動の時は何名で出動しますか?

 愛別消防署では基本的に3名で出動しますが、重症が疑われる時などは4名で出動することもあります。

Q 火災の時は何名で出動しますか?

 愛別消防署では、最少でも3名で先着隊として出動します。
 火災の規模が大きい時は、非番や週休の職員をFM告知放送で緊急呼び出しをして招集し、現場へ向かい活動します。
 夜間やさらに火災の規模の大きい時は、大サイレン及びFM告知放送で非番や週休の職員だけでなく消防団員も招集し、活動に当たります。

Q 消防車や救急車は、現場に行く時、何キロくらいで走行しますか?

 緊急走行する時の最大速度は、法律で時速80キロまでと決まっています。街の中や交差点、カーブを曲がる時など状況にあわせて、減速しながら交通安全に気を付けて走行しています。

Q 1年にどれくらい火災が発生していますか?

 令和5年中は、愛別町で1件の火災が発生しました。
 全国では、令和4年中に36,314件の火災が発生しています。1日に99件、14分ごとに1件の火災が発生したことになります。

Q 火災の現場に行く時はどのような気持ちになりますか?

 人を助けてやるぞ、火災の被害を最小限に抑えてやるぞという気持ちになります。
 また、火災の現場に着くまでに心掛けていることは、どの方向にどのような煙が見えるか、炎は見えるか、どのような状況なのかを確認して、何をするべきかを冷静に考えて、興奮したり慌てないようにすることを心掛けています。

Q 火災の現場で気を付けることは何ですか?

 火災が広がるのを防ぐとともに、放水の水による損害を多くしないことです。
 また、逃げ遅れた人の人命救助を最優先に考えて、周囲にいる人や消防の仲間、自分自身がケガなどをしないように、安全管理を心掛けています。
 さらに、火災の火の消し忘れがないように、火災を完全に消すことも気を付けています。

Q 火災の時、火の温度は何度くらいありますか?

 天井が焼け落ちるような大きな火災の時は、1,000度以上になります。

Q 1年にどれくらい救急車が出動していますか?

 令和5年中は、愛別町で187件の救急出動があり、168人の傷病者を病院へ搬送しました。
 全国では、令和4年中に約723万件の救急出動があり、約622万人の傷病者を病院へ搬送しました。(対前年比約104万件の増加)

消防自動車・資機材に関する質問

Q 消防自動車にはどのくらいの水を積んでいますか?

 消防自動車の種類や大きさによって様々な量の水が積載されています。
 愛別消防署には、5,000リットルの水を積載している水槽付き消防ポンプ自動車と、1,500リットルの水を積載している水槽付き消防ポンプ自動車がそれぞれ1台配置されています。

Q 消防自動車はなぜ赤いのですか?

 理由は定かではありませんが、昔、外国から輸入された蒸気ポンプや消防車が、たまたま赤色だったことや、赤色は注意を引く色で、炎の赤を連想させて警戒心を起こさせることも理由の一つにあるようです。
 今は、法律で消防自動車は朱色(実は正確には赤色ではない)、その他の緊急自動車は白色と決められています。
 外国では、フランス、イギリス、スイス、オーストリアでは赤色、ドイツでは赤色か紫色、アメリカでは消防署によって違い、赤色、白色、黄色、青色、黒色などの様々な消防自動車があるようです。

Q 消防車は何種類ありますか?

 水槽付き消防ポンプ自動車や、消防ポンプ自動車、はしご車、化学車、救助工作車、その他多くの種類の消防車があります。
 愛別消防署には、水槽付き消防ポンプ自動車、指揮広報車、器材搬送車、高規格救急車が配置されており、愛別町の消防団には水槽付消防ポンプ自動車、消防ポンプ自動車が配置されています。

Q なぜ、消防署に救急車があるのですか?

 救急車は、昭和初期に日本赤十字社で最初に登場し、最初に消防署に救急車が配置されたのは、昭和8年2月で当時の神奈川県警察部の横浜市山下消防署に救急車が1台配置されたのが最初といわれています。もともとは、警察署のもとに消防署がありました。
 当時は交通事故が多く、24時間体制で出動や通信設備が整備されたところが警察署しかなかったことから、警察署のもとにある消防署に救急車が配置されるようになったようです。救急車が警察署ではなく消防署に配置されるようになったのは、当時は警察の方が消防よりも権力があり、また、警察は忙しくて消防の方が時間の余裕があるといった理由等により、押し問答のような形で消防が引き受けたと言われています。
 昭和23年3月に消防組織法が制定されて、消防は警察から離れ、市町村の組織として位置づけられて、市町村から救急業務をお願いされるようになりました。
 医者のいる病院から救急車を出せば良いのでは?という意見もあるようですが、救急車を出動するのにはお金がかかり、患者からすぐにお金を払ってもらえれば良いのですが、払ってもらえない場合もあるため、その場合、病院の経営が厳しくなります。そのため、具合の悪い人がお金を払わなくてもいいように、住民が納めている税金で活動できる消防署に救急車を配置し活動することになりました。
 現在では、消防署に配置している救急車の他、民間で経営している有料の救急車や、病院から医者や看護師が出動するドクターヘリ、ドクターカーというものもあります。ただし、ドクターヘリやドクターカーは直接みなさんが要請して出動するものではありません。消防署からの要請となっています。

Q 救急車のヘビのようなマークはどのような意味がありますか?

 救急医療のシンボルマークで「スター オブ ライフ」と呼ばれています。
 1973年にアメリカの運輸省幹線道路交通安全局(NHTSA)と呼ばれるところで、人命救助に関わる職場で活躍する人々の守り神として考えられたようです。
 このマークのヘビは知恵を表し、杖は命を表しています。また、6本の柱は、覚知、通報、出場、現場手当、搬送中の手当、医療機関への引き渡しを表しています。
 もともと、ギリシャ神話の伝説で、古代ローマで病気が流行っていた時に、アスクレピオスという杖をついている人が、ヘビの姿で現れ、病気になっていた市民を救ったという伝説からヘビと杖がシンボルマークになったようです。

Q ホースの重さと長さはどのくらいですか?

 消防で火災の時に使うホースは、基本的に2種類あります。太さが65mmのホースと50mmのホースです。
 65mmのホースは、重さが約8㎏で、50mmのホースは約5㎏あります。
 放水中や放水後は、ホースに水が含まれているため、さらに重くなります。
 長さはどちらも20mあります。

Q 放水する時の水の威力はどのくらいですか?

 火災の時には0.3~0.5M㎩ぐらいの圧力で放水しています。これは、筒先から約30m水が勢いよく放水され、人に放水が当たると飛ばされてケガをしてしまうほどです。

Q 放水で使う水は、普通の水ですか?

 愛別町には、消火栓や防火水槽など火災の時に使う水があります。
 消火栓は、地下にみなさんがいつも飲んでいる水道水が流れており、火災の時にはその水を放水の水として使用します。
 防火水槽は、地下に水の入った大きな水槽があり、火災の時にはその水を吸い取って放水の水として使用します。
 その他に、火災の場所によっては、川やダムなどの水を吸い取って放水することもあります。

その他の質問

Q どの時間帯に火災の発生が多いのですか?

 死者が発生した火災を時間帯別にみると、寝ている時間帯(0から6時)に多く発生しています。

Q どうして119番なのですか?

 最初は、「119」ではありませんでした。
 火災や救急など一刻を争う電話のため、ダイヤル時間が短い番号として、大正15年に「112」と定められました。しかし、掛け間違いなどが多かったため、翌年の昭和2年から現在の「119」になり、現在に至ります。
 昔、よく使われていた黒電話の「9」のダイヤルは回してから戻るまで時間が長くなるので、その間に心が落ち着かせることができると言われていたようですが、今のプッシュホンや携帯電話等の電話ではあまり関係がなくなってしまいました。
 なお、消防署への緊急通報用電話番号は各国共通ではありません。
 例えば、アメリカでは「911」、イギリスでは「999」、ヨーロッパの多くの国では「112」、中国、韓国、台湾は日本と同じ「119」、ジャマイカやスリランカでは「110」、オーストラリアでは「000」が使用されています。

Q 消火器はいつからありますか?

 明治5年に、アメリカから輸入されたのが最初で、当時は消火器ではなく「火災消防器械」と言われていたそうです。
 日本で初めて製造販売された国産消火器は、明治28年に丸山商会で作られた丸山式自動消火器です。当時の価格で6円(米を約53㎏買うことができるほど高価)であったようです。
 昭和40年には、現在一般的に使用されているABC粉末消火器が多くの会社から販売されるようになりました。

この記事に関するお問い合わせ先

大雪消防組合愛別消防署広報係

〒078-1405 北海道上川郡愛別町字本町345番地

電話番号 01658-6-5509 

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